その昔、聞いたことがあります
日本人はグラデーション配色や類似色配色などのまとまりのある配色を好み、
欧米の人は対照的な配色や補色など色の違いがはっきりした配色を好むのだと
(江戸時代、庶民は鮮やかな色を着ることができなかったため、
茶系やグレー系のあいまいな色を「粋」だとする文化が生まれました)
今日から大相撲十一月場所が始まり、初日は和装dayでした
来年一月の初日に和装で入場される方に先着順でガーゼタオルのプレゼントがあるそうです
で、そのプレゼントのデザイン案の投票を大相撲公式ツイッターでやっていましたね
左のA案と、右のB案、どちらが欲しいですか?という問いかけでした
これってね、補色と類似色の配色なんです
あくまで私のパソコンで見た場合の色の見え方ですが、
PCCS色相環でいうならば、(こんなやつね → → → )
●A案は、青紫(20:V)と黄(8:Y)の補色色相配色
(サークルの真下と真上の色の組み合わせ)
●B案は、黄みの赤(3:yR)と赤紫(24:RP)で類似色相配色
(時計の9時方向あたりの色の組み合わせ)
「A案 vs B案って補色と類似色の対決やないの~~!
どっちが好まれるんだろ?わ~~い楽しみ\(^o^)/」
とワクワク面白がって成り行きを見ていました
結果は・・・
どうなったと思います?
色の違いがハッキリしていてお互いを引き立て合う配色のA案か、
色に共通性があってまとまりが感じられる配色のB案か、
みなさんはどちらの配色が好きですか?
4552票のうち、6割以上がA案を支持したようです
日本人は似かよった配色を好むと聞いていたけれど、今回は違ったようです
昔とは好みが変わってきているのか、
それともPCやスマホで見るからなのか・・・
ちなみに、パーソナルカラー(似合う色)診断でも、
グラデーション配色が似合うグループ・・・サマーとオータム
コントラスト配色が似合うグループ・・・スプリングとウィンター
という考え方をしますよね
「好みの色・配色」と「似合う色・配色」には関連があるかもしれませんよ
いかがでしょうか?