先週4/16(日)の「大人のためのスキルアップ講座」では、
なないろツアー~色名でめぐる世界旅~として、
色名(しきめい)から世界中を旅する内容をお伝えしましたが、
今日は色彩でめぐる北陸路として、
旅で見つけた色彩のトピックスをご紹介します♪
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北陸新幹線Maxとき
ボディにトキが描かれ、車体のラインはコーラルピンクのようなピンク色
なぜにピンク色だと思います?
それはね、このピンク色が鴇色(ときいろ)という名前だから
トキが羽を広げた時の、羽の裏側がピンク色をしているのに由来しているのです
10年以上前に、北陸新幹線に乗ったときは、
カラーに対するアンテナが無かったので、
車体の色なんて無頓着だったし、ピンクのラインだったなんて全然気づかなかった!!
佐渡にトキを見に行った時も、
トキに由来する色の名前があることを知らず、羽の色なんて全くノーチェックだった!!
あの頃は東日本の新幹線が見られたこと、
二階建ての新幹線に乗れたこと、
天然記念物のトキが見られたことに意識が向いていて、その他のことは全く気にならなかったな~💦
そしてたどり着いた栃尾(新潟県長岡市)の桜は、ちょうど見頃を迎えていました
栃尾には母方の先祖が眠るお墓があるのです
さて先週の講座でもお話しましたが、
桜(ソメイヨシノ)の色は、ピンクではなく実際には白に近い色なのです
写真で撮ると白く写るでしょ?
桜の花=ピンク
というのは私たちの記憶にある色で、記憶色と言われています
実際には限りなく白に近いのに、記憶の中でピンク色に補正されてしまう……
写真は夕飯のお刺身に添えられていた桜の花
まるで丸めたティッシュみたいですが(汗)、桜の花です
色=視覚情報
視覚情報=事実
と思いがちですが、
実は私たちの脳の中で事実が変換されて見せられている、実に曖昧な側面を持ち合わせるのも色の真理なんです