カラーセラピストであり同僚でもあるYさん
ハーバリウムのワークショップを開催するため材料集めに奔走しています
お客様からご要望があった材料が「真っ赤」なアジサイなのだそうです
しかし「真っ赤」というのは感覚的な表現なので、お客様が求める「真っ赤」と、自分が思うところの「真っ赤」と、材料屋さんが用意してくれる「真っ赤」とは微妙に色が違うのではないか・・・というのです
えぇ、おっしゃる通り!
本来なら、色票を使って「この色」と指定したいところです
色票という色の物差しを使えば、色を正確に特定することができるからです
しかし一方で、「赤」という色ならば、色票という物差しを使わず個人の感覚に頼ったとしても、案外大きく外れることはないのではないか・・・とも思うのです
なぜなら、私たち人間は「赤」「黄」「青」「緑」の4色に関しては「原色」を見分ける力が備わっているからです
微妙に色調が違う赤を見せて「最も赤らしい色」を選んでもらうと、ほとんどの人が共通して同じ赤を選ぶのだそうです
「最も赤らしい色」なんて抽象的で感覚的な表現なのに、多くの人が同じ赤を「最も赤らしい」と感じてしまうなんて興味深いです
そういうわけで、「真っ赤」な色というのも、色の物差しがなくても、案外人間共通の感覚で選び取ってしまうものなのではないかと予想しています
もちろん、材料の良しあしやロット数、予算など他条件との兼ね合いがありますので、純粋に色だけで選ぶわけではないのでしょうが
ともあれ結果がどうなるのか・・・ひそかな楽しみにしています(むふふ❤)
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