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なないろレター№3 黄櫨染(こうろぜん)

皆さんこんにちは!
今日は何色の1日を過ごされていますか

今日のなないろレターは、色名(しきめい)の話です
色彩検定2級のテキストに出てくる黄丹(おうに)と、
なぜか出てこない黄櫨染(こうろぜん)についてお話します

先月の御代替わりには、天皇の袍の色、黄櫨染(こうろぜん)が話題になりましたね

ニュースなどですでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが
黄櫨染(こうろぜん)は禁色(きんじき)といって、天皇しか着用することが許されない色です

天子様の色が黄色というのは、中国の五行思想に由来しています

天子は中央から南を向いて座り、政治を行うと考えられ、
東西南北と中央の方位それぞれに五色(青・白・赤・黒・黄色)が割り当てられています

”黄土、黄河によって象徴される中国にあっては、地の色である黄色は最高の色として遇せられる”

城一夫著『色彩の博物事典』より引用

黄色を尊ぶ中国の思想を受けて、日本でも天皇の袍の色になりましたが、
日本では太陽になぞらえて禁色が定められたようです

天皇の袍は、天の中央で輝く太陽の黄色 → 黄櫨染(こうろぜん)
皇太子の袍は、これから昇る朝日の橙色 → 黄丹(おうに)

さて、令和の御代にかわる折、
ワイドショーで、天皇の袍は代々受け継がれるのか?といっていましたが、
それぞれに仕立てられますので、受け継ぐものではありません

天然染ですから、同じ色を再現することはできず、
歴代天皇の袍ごとに違う色合いになるのだそうです

参考文献:
『日本の色のルーツを探して』城一夫著
『色の名前事典507』福田邦夫著