昨日は赤と緑(青緑)について・・・補色配色は色鮮やかに感じられるよ~と書きましたが、
本日のネタは黄色と紫(青紫)。
左図は色相環で、それを白黒で再現すると右図のようになります。
色相環の一番上にある黄色が白っぽく、一番下の青紫が黒っぽく写っていることがお分かりでしょうか。
白と黒の分量は物の軽さ・重さの感じ方に影響を与えるので、
同じ物でも白い方が軽そうに、黒い方が重そうに感じられると思います。
余談ですが、
黒は着やせする色!ということでファッションに取り入れる方も多いかと思います。
確かに収縮色なのでスリムに見せてくれますが…
ズッシリと重たそうに感じさせる色なので、
「あの人重そうだな~」などと思わせているかもしれませんぞ~~
それはさておき…
色の中でも黄色は軽そうに感じる色。
「軽そう」 というイメージが「手軽さ」「手頃さ」のイメージに結びき、
さらには「すぐに手に入れられそうな」つまり「安い」イメージを喚起させます。
例えば、
●リプトンのイエローラベル(紅茶)とか
●森永ミルクキャラメルとか
●おやつのカールとか
(カールは手軽さというより口当たりの軽さを表しているのかもしれませんが…)
対して重たそうな感じのする色からは「中身がズッシリ入っていそう」なイメージを、
あるいは「重々しい」から「仰々しい」イメージを連想させ、
「手軽さ」とは反対の「高級感」を醸し出すことができます。
また、紫は取り出すことが非常に難しく、それゆえ高貴な人しか身につけることが許されなかった色。
非常に高貴な色であった歴史から、紫色を用いることで高級感を出すことができます。
手軽さ、高級感に注目して世の中を眺めてみるといろんな発見があるかもしれません
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