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なないろレター№31 二藍~赤紫と青紫のイメージ~

皆さんこんにちは
本日は何色の1日でしたか

今日の鹿児島市は1日雨
雨雲に光が遮られ、街全体がくすんだ色どりになりました

二藍の色名ものがたり

二藍のイメージ画像

二藍(ふたあい)とは、二つの藍で染めたところからついた色名で
二つの藍の一つは「藍」、もう一つは「紅」です
紅は呉の国から伝わった藍(藍=染料のこと)で「くれあい」のことでした

二藍の色は、青紫から赤紫にかけてバリエーションがあり一定ではありません

『源氏物語』藤裏葉で、
「身分が低く若い人は(赤が強く華やかな)二藍がふさわしいが、身分がそれなりにある人にはふさわしくない(意訳)」という意味の記述があり、
中世日本では赤紫は若い人の身につける色であったことがうかがえます

もう一つの色名ものがたり

藤色・紅藤のイメージ画像

二藍と同じく赤と青で染められる色に、「紅藤」と「藤色」があり、
和装の世界では「紅藤」の方が若年者向け、「藤色」は年配者向けと区別されているようです

知り合いの日本舞踊の師範によると、年齢により赤紫寄り・青紫寄りと色を変えることは伝統的に行ってきたこと
もちろん現代の着物はさまざまな色合いがあるので、一概には言えないが、
年齢と色を合わせる方が、年相応のふさわしい装いになるそうなのです

現代の感覚だと「赤」が強くなるほど「成熟」のイメージに近くなり、
なまめかしい赤紫の方が大人っぽいイメージがあり、不思議な気もします

そこで私なりに仮説を立ててみました

  • 大人になるほど青紫を、若い人ほど赤紫を身につけていた習慣が経験として蓄積しそのまま色のイメージに定着した
  • 一般的に暗い色の方が大人のイメージに近づくが、赤と青では青い方が暗くなる(明度が下がる)ので、青紫が年配向けの色になった
  • 二藍は鮮やかさが低く暗い色であったようなので、くすんだ青紫にはあでやかさや華やかさがなく、年配向けの色になった

しかしいくら仮説を立てても、実際に二藍を見て、感じてみなければ答えは出ないことでしょう

紫は赤と青の混色割合によって、上品にも下品にも、若者向けにも年配者向けにもイメージが変わる不思議な色です

つかみどころのないという点も紫色の魅力の一つなのかもしれません

参考図書:
源氏物語 藤裏葉
色の色名事典507 福田邦夫著

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